最近、新聞などのメディアでよく目にするのがESG投資という言葉。
“世界の株式市場で財務数字に表れない企業の「見えない価値」に着目して投資先を選ぶ動きが広がっている。新しいモノサシの代表格が環境(Environment)や社会(Social)、企業統治(Governance)への取り組みを評価する「ESG投資」だ。” (日経より引用)
日本経済新聞の記事
NHKクローズアップ現代+ ←こっちでも特集されてました。
” “ファッションに労働者が殺される”。
今、世界各地でグローバル企業が抗議の声にさらされています。問われているのは、労働者の人権問題。そして、地球規模の環境破壊です。こうした企業の在り方を一変させる動きが、巨額の資金を運用する投資家たちの中から出ています。” (クローズアップ現代より引用)
ファストファッションやファーストフードなどを展開する企業の商品の多くは途上国での労働者の過酷な労働により成り立っていることが多いです。
労働環境の中でも特に問題視されているのは、児童労働。
今の日本では考えられない事ですが、多くの途上国では現在でも日常的に10歳未満の子どもたちが働いています。
自分の子どもが児童労働に従事させられていたら。。。と考えると、胸が苦しくなります。
ただ、こういう環境の家庭では、両親の稼ぎだけでは家計を支えられないために、しょうがないから働きに出ざるを得ないためにこのような状況になっているので、社会全体として、児童に労働させなくてもなんとか家庭が成り立つようにしていく必要があります。
今までは、こういう環境で働く人たちの声が届くことはあまりありませんでした。
しかし、10年前のリーマンショック後に、”株主の利益だけを最優先した結果このようなことが起きたのではないか?” ”我々は同じ過ちを犯さないためには、サスティナビリティ(持続可能)な社会を構築していく必要があるのではないか?”
という考えが徐々に広まっていきました。
その結果、社会全体を考えられる企業を応援したいという流れが生まれたようです。
ESG投資だけで、社会の問題が全て解決されるわけではないと思いますが、こういう考え方が広まることは賛成です。なぜなら、もう地球上にはフロンティア(未開の地)などほとんどないからです。
持続可能な社会を構築することが、地球上で暮らす我々の大切な役目だと思います☆
したらねー!
タカリコ