「ご飯(炭水化物)の摂取量に比例して死亡率が上がる」という衝撃的な内容がLANSET(ランセット)という学術雑誌に掲載されました。
まず、このLANSETという学術雑誌ですが、一般的な人は知らない方も多いと思います。 NATURE(ネイチャー)とかSCIENCE(サイエンス)なら聞いたことがある人も多いと思います。
なので、大したことない雑誌に載っただけじゃん。。。 などと考えたら大間違いです。
科学雑誌にはIF(インパクトファクター)と呼ばれる評価の指標があります。
この数値が大きいほど、その業界に与える影響が大きいものになります。
LANSETは医学系では世界2位でIFが39あるようです。
これがどれくらいの影響力かというと、例えば、地方国立大学のある研究室の記事がLANSETに乗ったとすると、10年分くらいの研究費が確保できるそうです!!笑
それくらいの影響がある雑誌なんですね。
さて、今回の記事の内容ですが、5大陸18か国で35~70歳の13.5万人を一人当たり4~7年間調査したようです。
結果は炭水化物の摂取量に比例して死亡率が上がるが、逆に脂質の摂取量と死亡率は関係が無かったようです。それに伴い、栄養の国際ガイドラインを再構築していく必要があると締めくくっています。
これは今まで一般的に言われてきた、「脂肪の摂取量を控えよう、炭水化物は気にしなくて大丈夫」という通説を覆すものとなります。
この結果は、食品業界に大きな影響を与えそうです。なぜなら、世界中の食糧事情は米・小麦・とうもろこしなどの炭水化物で支えられているからです。
これらは安く大量に作れて、管理も簡単なために飲食業界には無くてはならない存在です。しかし、今後栄養の国際基準が変わり、炭水化物の摂取を控える流れになった場合、これらの業界は大きなダメージを受けるでしょう。
そのため、この動きに反対して、炭水化物を控えなくてもいいように働きかけたりもすると思います。
この流れが、今後どうなるのか要チェックですね☆
したらねー!
タカリコ